そのショパンの作品の中で、一番ショパンらしいのが、このワルツ集ではないでしょうか?ショパンのワルツは全部で17曲ありますが、どれも短く、1分〜長くても5分程度です。よって、1枚にCDにすべて収まりますので、気軽に全曲聴くことができます。
ショパンの作品の中では、「ノクターン」とならんで、大好きです!
ショパンのワルツは、「小犬のワルツ」や「華麗なる大円舞曲」など、華やかな名曲も多いですが、実際全部通して聴くと、とても美しく、またメランコリックな作品が多いですね。踊りのための作品というよりは、鑑賞用の作品であるように思います。
特に、第3番、7番、10番、12番、14番と、短調の作品もいくつかあり、これが非常に魅力的!ショパン特有の甘く切ないメロディーが満開ですね。ワルツの流れるようなテンポで、哀しみや切なさが胸に迫ってくるような思いです。
これは、ノクターンにはない魅力です。
最近私がよく聴く演奏はフランスのピアニスト「ルイサダ」の演奏です。
ショパンのワルツに関しては、定評があるみたいですね。
他のピアニストと比べると、テンポの取り方もメロディーの弾き方も自在で即興的!まあ、この演奏に合わせてワルツを踊るのは無理かなぁ。とは思うのですが、鑑賞するには面白い演奏です。
この演奏を聴くと「ショパンのワルツ」の印象が覆るかもしれません。
一度は聴いておきたい演奏です。
ルイサダ(ジャン=マルク) ショパン
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