2007年06月22日

ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」

梅雨の時期になりました。
芸術家にとって「雨」は重要な題材だと思います。
音楽の世界でも、雨にまつわる作品は多いですね。名曲もたくさんあります。
雨の降る幻想的な情景は創作意欲を刺激するのかもしれません。

私が最近、雨の日に聴きたくなる音楽がブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」です。
特に、第1楽章が「雨の歌」というタイトルにピッタリの名品で、よく、この楽章だけ取り出して聴いたりしています。
ピアノの雨音を思わせるような美しい和音にのって、ヴァイオリンが伸びやかにメロディーを歌い上げていきます。
メランコリックというよりは、いくぶんの爽やかさを持っていて、憂鬱な雨の日というよりは、雨の美しさ、雨に浮かぶ自然の美しさをイメージさせてくれます。

ブラームスの作品の中でも、もっとも心地よい一曲ではないでしょか。
この曲を聴くと、雨の日もいいなぁ。と思えるかもしれませんよ!

ちなみに、ブラームスは青年時代から「ヴァイオリン・ソナタ」に取り組んでいました。
しかし、その作品のほとんどは自らの厳しい自己批判で破棄してしまったそうです。
なので、「第1番」と言えども、満を持した名作になっています。
交響曲第1番に至っては21年も費やして完成させていますし、ブラームスは相当な完璧主義者ですね〜。

ブラームス:ヴァイオリンソナタ第1番&第2番&第3番
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2007年03月17日

Violin Muse/川井郁子

昨日に続き、ヴァイオリニスト川井郁子さんのアルバム。
内容は、やはり、クラシック曲のアレンジ物と、川井郁子さんのオリジナル作品から成っています。

『Violin Muse』は川井郁子さんのセカンド・アルバムになります。
昨日の記事で紹介した『The Red Violin』が一応、川井郁子さんのデビューアルバムという事になっています。なんで一応かと言うと、川井郁子さんは『川井郁子』と名乗る前に『IKKO』という名前で活躍しており、CDも何枚か出しているからです。
私は『IKKO』時代のCDをまだ聴いていないのですが、プロデューサーが知る人ぞ知る鷺巣詩郎さんらしいので、聴いてみたいと思っています。

ちなみに鷺巣詩郎さんは、川井郁子さんはじめ、葉加瀬太郎さんなども発掘しており、多方面で大変な功績を上げていらっしゃいます。機会があったら鷺巣詩郎さんのアルバムも紹介しますね。

さて、『Violin Muse』のオススメ曲はラストの『コバルト・ムーン』という曲です。
川井さんのオリジナル曲で、まあ、お洒落な事この上ない一曲です。
静寂のなかに秘めた情熱が感じられ、色っぽいというか何と言うか・・・。
ウイスキーなんか飲みながら聴いたら最高ですよ。(笑
彼女の曲はどれも『お洒落』ですね。非常にお洒落なアレンジ、演奏をしてくれます。

なんせ、参加アーティストも豪華ですからね。
川井さんのアルバムのライナーノーツで、参加アーティストを見るとけっこう大物が多い!ピアノは島健さん!ハープは朝川朋之さん!ストリングス・アレンジでは、大島ミチルさんなんかも顔を出します。ハズレ曲がないわけです。

アルビノーニのアダージョをジャズ風にアレンジした『ミロンガ・トゥリステ』なんかも、バック演奏の優秀さがあってこそです。

川井郁子さんのアルバムを聴く時は、ぜひバック演奏にも耳を傾けて見てください。

Violin Muse
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2007年03月16日

The Red Violin/川井郁子

ヴァイオリニスト川井郁子さんのアルバム。
内容は、クラシック曲のアレンジ物と、川井郁子さんのオリジナル作品から成っています。

私は、一通り川井郁子さんのアルバムを聴きましたが、同じ曲が別アレンジで収録されいてることが多いですね〜。
このアルバムのタイトル曲「レッド・ヴァイオリン」(ロドリーゴのアランフェス協奏曲)も、後のアルバム「オーロラ」に別ヴァージョン収録されていますし、「マルガリータ・コンチェルト」(アルビノーニのアダージョ)も、他のアルバム「Violin Muse」に別タイトルで収録されてますし。「ヴァイオリン・ミューズ」という曲も「オーロラ」と「Violin Muse」にそれぞれ違うヴァージョンで収録されています。

よほど、この曲が好きなのかなぁ?と思ったりしてますが、ちょっとややこしいです!
「あのアレンジのアダージョが聴きたい!」と思っても、どのアルバムのアダージョだったか分からなくなる事もしばしば・・・。

さて、川井郁子さんはビジュアル系なのでDVDなんかもよく売れてます。しかしながら、ビジュアルを抜きにしても、大変優れた音楽家だと思います。
なんせ、自作曲がホントに魅力的なんです。
川井郁子さんのアルバムが大好きな理由です。
既存の作品のアレンジ物も良いのですが、アルバム全部聴いて、もう一度聴きたくなるのはオリジナル曲の方です。歌心あるメロディーラインが美しく惚れ惚れします。
「美メロの女王!」と呼びたくなります(笑

川井郁子さんは、素晴らしいメロディーセンスを持っていますね。
このアルバムにも6曲ほどオリジナルの作品が収録されていますので、是非是非甘美な川井節を楽しんでみてはいかがでしょうか?

The Red Violin
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川井郁子 シーラ・E
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2006年11月11日

オーロラ/川井郁子

日本の人気女性ヴァイオリニストといえば、高嶋ちさ子さん、奥村愛さんなど、たくさんいますが、今一番私の心に響いてくるのは川井郁子さんのヴァイオリンです。

楽器というのは「声」のようなもので、同じヴァイオリンであってもその音色は十人十色。
同じ曲であっても演奏する人によってまったく音色が違ってきます。

高嶋ちさ子さんのヴァイオリンが澄み渡るような音色なら、川井郁子さんのヴァイオリンは妖艶そのもの。
時に甘く、時に激しく、根底にある音の揺らぎや、川井さん独特のポルタメント(音を切らずに、なめらかに次の音階へ移動させる奏法)は聴いていてため息がでてきます。

その川井さんのアルバムから「オーロラ」をご紹介します。
前回紹介した「インスティンクト」に比べると、奏法やアレンジが若干クラシカルになっている気もしますが、内容はどちらも互角。どっちも素晴らしいです。

一番のオススメは10曲目の「ヴァイオリン・ミューズ・ドラマティック」。
この曲を聴くためだけに買っても良いくらいの凄い1曲。
まず、バッハの「シャコンヌ」が始まったかと思うと、すぐさまヴィターリの「シャコンヌ」に変わります。これがまた、オルガンも多用した、これまでに聴いた事のないような荘厳で感動的なヴィターリなのです。
さらに、伴奏がラヴェルのボレロ!後半に行くにしたがって音楽は雄大な哀しみのを描きだし、聴く者を圧倒してきます。
ラストはヴィターリの「シャコンヌ」の冒頭が、ボレロのリズムに乗り、幾度となく繰り返され、バッハの「シャコンヌ」も戻ってきて終結するのですが、この辺りのヴァイオリンの悲壮感溢れる訴えは、聴いていて圧巻でした。

実は、ヴィターリの「シャコンヌ」は私の大好きなクラシックの曲なのです。
正統派な演奏しか聴いた事がなかったので、この川井郁子さんの演奏は、かなり衝撃を受けました。
これは、聴く価値ありです。

もちろん他の曲も良く、「ロシアより愛をこめて」なんて、これぞ川井郁子っていう、あま〜い演奏で最高です。一発でノックアウトです。
今、部屋にこの曲が流れているのですが、ついついブログを書く手を止めて聴き入ってしまいます。

これは、大満足のアルバムですね。

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2006年10月21日

望郷のバラード/天満敦子

秋の夜長にじっくり聴きたいアルバム・ベスト1です。
ポルムベスク作曲の「望郷のバラード」を日本に紹介したのが天満敦子さんで、今や「望郷のバラード」と言えば、天満敦子!というくらい彼女の代表レパートリーになっています。

「望郷のバラード」。
なんと惹かれるタイトルでしょう。
音楽もタイトル通り、望郷の念に満ちた悲しい音楽です。そして、天満敦子さんのヴァイオリンの音色が、この曲に合うんですよね。
何度聴いても胸が熱くなる、魂の演奏です。

魂の演奏と言いましたが、このアルバムは、「トロイメライ」や「愛の悲しみ」など、名小品も多く収録されていますが、BGMには向きません。
「トロイメライ」1つ取っても、演奏に魂が宿っているというか、こんな1音1音に感情をこめた「トロイメライ」も他にないくらいの深い演奏をしているからです。
とても、何気なく聴けるアルバムではないんです。
じっくりと、目を閉じて聴いてください。クラシックの「聴きこむ醍醐味」が味わえるアルバムです。

構成も、これまた凝ってます。
全曲ピアノとヴァイオリンだけで演奏されるのですが、1曲目が「望郷のバラード」。続いてヴィターリの「シャコンヌ」を聴き応え充分な情熱的で演奏で聴かさせると、「トロイメライ」などの甘美な小品集へ突入していきます。
そして、中間に6曲から成る「ルーマニア民族舞曲」を挟んで、再び小品集へ。
「アヴェ・マリア」や「ロマンス」などの名曲を、祈りに満ちた演奏で聴かせてくれます。
そして、最後は無伴奏による「望郷のバラード」をたっぷりと演奏し、終わります。

起承転結というか、このアルバム自体がひとつの作品になっているような仕上がりです。

望郷のバラード(ピアノ伴奏版)
天満敦子 吉武雅子 ポルムベスク ヴィターリ クライスラー シューマン バルトーク
キングレコード (2003/11/06)
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1. 望郷のバラード(ポルムベスク)
2. シャコンヌ ト短調(ヴィターリ)
3. 愛の悲しみ(クライスラー)
4. トロイメライ(シューマン)
5. ルーマニア民俗舞曲(バルトーク/セーケイ編)
6. スペインのセレナード(シャミナド/クライスラー編)
7. アヴェ・マリア(バッハ,グノー)
8. アヴェ・マリア(シューベルト)
9. ロマンス第2番ヘ長調op.50(ベートーヴェン)
10. 望郷のバラード(無伴奏)(ポルムベスク)

2006年09月27日

インスティンクト/川井 郁子

このアルバム良いです!感動しました!

2002年発売の、ヴァイオリニスト川井郁子さんの、クラシカル・クロスオーバーアルバムです。今になって、聴いてみたくなりまして購入したのですが、いやー良いですね。

とかく、クロスオーバーアルバムというと、最初は物珍しい!?事もあって、新鮮に響くのですが、何枚もアルバムを聴いてしまうと、新鮮さが薄まり、なんか、物足りなさが感じられる事があります。

でも、このアルバムは違います。
なんと言っても、川井郁子さんのヴァイオリンがめちゃくちゃ上手いんですよ。心のちょっとした感情を、表情豊かにヴァイオリンの音色で表現できて、絶対に単調にならないんです。

クロスオーバー作品は、ややもすると美しい音色や、わかり易さを求めすぎて、クラシックファンには物足りない演奏になりかねないのですが、彼女の演奏は本格的で、表情豊か!聴けば聴くほど味が出てきます。
じっくりと鑑賞できる、クオルティーの高いアルバムなんですね。

アルバムの構成もおもしろくて、川井郁子さんの作曲したオリジナル曲と、クラシックの名曲のクロスオーバーなアレンジものが中心になっています。
クラシックからは「アルビノーニのアダージョ」「ヘンデルのラルゴ」「スカボロ・フェア&グリーンスリーブス」という、癒し系を代表するような楽曲が並んでいるのですが、いずれも、意表を突いたリズミカルなアレンジになっていて、とても新鮮に響きます。こういうフラメンコ風のアルビノーニもなかなかです。

しかしながら、これらクラシックの名曲よりも、川井郁子さんのオリジナル曲の方が感動します。とにかく、彼女の作る音楽の美しさ!そして、その演奏の美しさ!聴いていて、ため息がでました。とくに、4曲目の「マホラ」という楽曲は、甘美の極みです。曲が終わっても、次の曲へ行かず、リピートしまくってしまいました。


10曲目の日本の名曲「宵待草」も、お気に入りです。
メロディーだけを感情たっぷりに歌い上げて、ここまで感動させるってのは、並の演奏家には、なかなかできないですよ。

ラストの「ゼア・マスト・ビー・アン・エンジェル 」は、東儀秀樹さんとの共演で、アルバムを締めくくるのにふさわしい、晴れやかな楽曲に仕上がっています。

構成も良いので、最初から最後まで、じっくりと聴きたいアルバムです。

インスティンクト

1. インスティンクト(たけし,北野,そしてビート)
2. ヴォイス・オブ・ザ・ウェイブス
3. アダージョ~パッション(アルビノーニ/川井郁子編)
4. マホラ
5. サンクトゥス:ラルゴ(ヘンデル)~主よ人の望みの喜びよ(バッハ)
6. パッション・イン・ブルー
7. ラスト・タンゴ・イン・パリ(バルビエリ)
8. 哀しいワルツ
9. グリーン・ノスタルジア:スカボロー・フェア~グリーン・スリーブス
10. 宵待草(多忠亮/川井郁子編)
11. ゼア・マスト・ビー・アン・エンジェル

2006年08月19日

ヴァイオリン協奏曲ニ短調/シベリウス

前回に引き続き、聴くだけで涼しげな雰囲気になれる音楽をご紹介します。
今回は、クラシック音楽の中からシベリウスのヴァイオリン協奏曲です。

私は、数あるヴァイオリン協奏曲の中で、このシベリウスの曲が一番好きなんです。
シベリウスは交響詩「フィンランデア」が代表作であるように、フィンランドの作曲家で、その音楽は北欧の自然の美しさ、厳しさといったものが非常によく出ています。「フィンランディア」なんかは、涼しいどころか、冬の厳しい寒さを感じさせる音楽ですね。

特に、このヴァイオリン協奏曲は傑作で、第1楽章、ヴァイオリンの音色が響いてきた瞬間から目の前に北欧の涼しげな自然が広がります。

それにしても、何度聴いても、このヴァイオリンの出だしは感動です。何気ない中にも、北欧の涼風が舞い込んでくるかのような感じで、そのまま時の経つのも忘れて最後まで聴き入ってしまいます。

この曲は全曲通して非常に分かりやすく、記憶に残るメロディーが随所に登場します。シベリウスの良さが凝縮されたような、名曲ですね。
クラシックの数あるヴァイオリン協奏曲の中で、それほど知名度の高い曲ではないかもしれませんが、絶対に聴いてほしい1曲です!本当に良い曲ですよ。

演奏はチョン・キョンファのヴァイオリン&プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団の演奏が最高です。シベリウスのヴァイオリン協奏曲といえば、この演奏!というくらい、感動的で、チョン・キョンファの清涼感溢れるヴァイオリンの音色が、この曲にピッタリなのです。
カップリングのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲も、なかなかの名演奏ですよ。

チャイコフスキー:VN協奏曲
チョン・キョンファ チャイコフスキー プレヴィン(アンドレ) ロンドン交響楽団 シベリウス
ユニバーサルクラシック (2001/04/25)
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2006年08月02日

ヴァイオリンサミット 2006

最近発売された、大大大注目のアルバムです!
「ヴァイオリンサミット??どういう意味だろう??」なんて思いましたが、詳細を見て、豪華メンバー勢ぞろいにびっくりです。当ブログで色々と紹介してきた癒し系ヴァイオリニストも多数参加していて、うれしい限りです。

もともと、ヴァイオリンサミットとは、葉加瀬太郎が
「僕の大好きなヴァイオリン弾きたちを一堂に集めてみんなでヴァイオリンを弾きまくろうと考えた。」
と、いうコンサートです。2006年2月に開催され、葉加瀬太郎を中心に、古澤巌、高嶋ちさ子、奥村愛、功刀丈弘、等など豪華メンバーが集まり素晴らしいコンサートになりました。選曲も良いです。奥村愛さんの定番曲「愛のあいさつ」はじめ、全員で演奏する「情熱大陸」など、聴きどころ満載なんですね。
曲目はここで紹介しきれないので、こちらでご確認下さいませ
ヴァイオリンサミット 2006

さて、これだけの豪華メンバーなら、CDと言わず、DVDで見たいなぁ!と思ったところ、あるんです!!DVDも同時発売されていまして、断然こちらの方がオススメですね。
ライヴですので、熱気があり、映像で見たほうが格段に感動します。会場のノイズもありますし、CDでじっくり聴くよりは、DVDで楽しむ方が良いと思います。収録時間も2時間半あり、いやいやお腹いっぱいになりました。(実際のコンサートは3時間半以上あったらしいです)
本当に楽しいアルバムですよ!

■DVD
ヴァイオリンサミット 2006
ハッツ・アンリミテッド (2006/07/26)


■CD
ヴァイオリンサミット 2006
オムニバス(クラシック) 葉加瀬太郎 ヴィヴァルディ 奥村愛 クライスラー エルガー マスカーニ 功刀丈弘
ハッツ・アンリミテッド (2006/07/26)

2006年07月16日

チョコレート・ファッションT/高嶋ちさ子

私が、ヴァイオリニスト高嶋ちさ子さんの演奏を聴くようになったのは、高嶋さんがテレビなどで活躍するようになってからです。そこで、もっと昔の、デビュー作を聴いてみたいなぁ・・・と思い、探してみました。そして、発見したのがこの「チョコレート・ファッション」というアルバムです。
知る人ぞ知る、知らない人はまったく知らないようなアルバムです(笑

1995年のアルバムということで、11年前の作品になりますね。おそらくこのアルバムが、高嶋さん最初のアルバムではないかと思います。(高嶋さんオンリーではなく、チェロとの競演によるアルバムですが)
アルバムのジャケット写真、右側が高嶋さんなのですが、若いですね〜♪

内容は、今のクロスオーバー路線の原型ともいえるもので、クラシックの名曲をかなりポップスなアレンジで演奏しています。

演奏自体ですが、今の洗練された演奏テクニックと比べると、ぎこちなさはあるものの!?ユニークなアレンジや高嶋さんのヴォーカルまであったりしてとても面白いものでした。

なかでもドビュッシーの「月の光」の美しく澄んだ音色は、今に通じる高嶋さんならではの音色です。全曲通して、フランスの音楽が多く、クラッシック以外でも「シェリーにくちづけ」「夢見るシャンソン人形」など、フレンチポップスの名曲があり、とても魅力的なアルバムですよ!!

チョコレート・ファッション I
チョコレート・ファッション
東芝EMI (1995/05/24)
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1. 夢のあとに(フォーレ)
2. 美女と野獣(オーリック)
3. Ho[^]tel(プーランク)
4. いわゆるひとつのジムノペディ(サティ)
5. ケイコ・D~私という女(ショパン)
6. シェリーにくちづけ(M.ポルナレフ)
7. 月の光(ドビュッシー)
8. ゴリウォッグのケークウォーク(ドビュッシー)
9. ケイコ・S~私という女(Jungle Mix)(ショパン)
10. 夢見るシャンソン人形(S.ガンズブール)
11. PAVANE(ラヴェル)

2006年07月08日

風のとおり道/高嶋ちさ子

テレビでもお馴染みのヴァイオリニスト、高嶋ちさ子さんのアルバムです。
高嶋さんのアルバムの中で、一番好きなアルバムは?と聞かれれば私はこのアルバムを挙げます。

アルバムの内容は、宮崎アニメの名曲集です。よくありがちな選曲ではあるのですが、高嶋さんのヴァイオリンで聴くと、どの曲も感動的で、新たな発見をさせてくれます。特に、アルバムタイトルにもなっている「風のとおり道」は名演奏で、他のアーティストの演奏と比べても、高嶋さんのヴァージョンが一番美しく、テンポもゆったりとして癒されます。

この曲はもともと「となりのトトロ」の中で使用された曲で、この映画の象徴でもある、古き良き時代の日本の自然、森や風のテーマ曲です。映画内でも、森が映るシーンでよくかかっていました。オープニングテーマ曲やエンディングテーマ曲がトトロの「表テーマ」だとしたら、この曲は「裏テーマ」と言われていて、特にファンの多い1曲です。

さて、このアルバムの楽しいところは、『宮崎アニメ』といっても、映画だけではなくて、♪ルパン三世♪や、♪母をたずねて三千里♪の音楽も収録されているところです!中でも、ヴァイオリンで聴く、ルパン三世のテーマはなかなか趣きがありますよ!必聴です。

素晴らしい演奏が多いアルバムなのですが、ラストを飾る♪紅の豚〜帰らざる日々♪の洒落た演奏も忘れられません。まさに高嶋さんならではの、センスある演奏を聴かせてくれます。
宮崎アニメファンも、クラシックファンも、高嶋ちさ子ファンも皆楽しめる1枚ではないでしょうか?

♪公式サイトはこちら

風のとおり道
風のとおり道
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高嶋ちさ子 丸山和範 安宅薫 朝川朋之 後藤勇一郎
コロムビアミュージックエンタテインメント (2000/11/18)
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1.となりのトトロ~風のとおり道
2.となりのトトロ~となりのトトロ
3.風の谷のナウシカ
4.ルパン三世~ルパン三世のテーマ
5.耳をすませば~丘の町
6.もののけ姫
7.母をたずねて三千里~草原のマルコ
8.魔女の宅急便~旅立ち
9.魔女の宅急便~海の見える街
10.魔女の宅急便~晴れた日に
11.天空の城ラピュタ~君をのせて
12.紅の豚~帰らざる日々

2006年01月16日

ARIA〜高嶋ちさ子ベスト・コレクション〜

ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんといえば、もうテレビなんかでもすっかりお馴染みですよね。
もしかしたら、顔は知ってるけど演奏は聴いたことがないなぁ・・・
なんて人もいるのではないでしょうか?

そんな人や、これから高嶋さんのヴァイオリンを聴いてみたい!という人にオススメなのが、この「ARIA〜高嶋ちさ子ベスト・コレクション〜」です。
タイトルの通りベストアルバムですので、とりあえずこの1枚が高嶋さんの良さが充分に伝わるのではないでしょうか?
もちろん、彼女のアルバムはどれも素敵なアルバムばかりで、ベストアルバムに収録されていない名曲もたくさんありますが、それはまた次の機会に紹介します!

とにかく、演奏はもちろん、アレンジまですべてがGOODです。
彼女のヴァイオリンはとても純粋な美しさがあり、ジャンルの垣根を越えて誰の心にも深く響いてきます。
決してクラシックの型にはまることなく、自然体な演奏をしてくれますので、老若男女問わず人気があるんだとおもいます。
とにかく、このアルバムは全曲オススメなので、これ以上言うことはありません!
是非是非、高嶋さんのヴァイオリンの美しさに涙してください。

ARIA~高嶋ちさ子ベスト・コレクション~
高嶋ちさ子
コロムビアミュージックエンタテインメント (2003/02/01)
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1.G線上のアリア
2.Simba (大島ミチル)
3.映画「ニュー・シネマ・パラダイス」~ニュー・シネマ・パラダイス (モリコーネ/後藤勇一郎編)
4.ルパン三世 (大野雄二/後藤勇一郎編)
5.映画「となりのトトロ」~風の通り道 (久石讓/後藤勇一郎編)
6.映画「ひまわり」テーマ曲~ひまわり (マンシーニ/後藤勇一郎編)
7.丘の町 エルフの女王 流れる雲、輝く丘 夜明け カントリー・ロード映画「耳をすませば」より
8.春のスケッチ (加羽沢美濃)
9.上を向いて歩こう (中村八大/中島暢之編)
10.「レクイエム」~Pie Jesu (フォーレ/岩代太郎&深澤秀行編)
11.Without You (トム・エヴァンス&ピーター・ハム/後藤勇一郎編)
12.If We Hold On Together (ジェイムズ・ホーナー&ウィル・ジェニングス/後藤勇一郎編)
13.チャールダーシュ (モンティ/後藤勇一郎編)
14.タイスの瞑想曲 (マスネ/後藤勇一郎編)
15.Paradium (岩代太郎/岩代太郎&深澤秀行編)



2005年12月10日

「嵐が丘」川井郁子

ヴァイオリニスト、作曲家としても充実の 川井郁子さんの最新アルバムです。
小説「嵐が丘」の主人公の激情を表現したという自作曲他、コンチネンタル・タンゴ、映画音楽等など、これまでになくドラマティックなアレンジになっています。
そしてオーケストラはブルガリアン・シンフォニー・オーケストラ。
このオーケストラの響きが、川井郁子さんのヴァイオリンととてもマッチしているのです!
ドラマチックな中にも、女性ならではの繊細さや美しさが散りばめられている心地よいアルバムですね。
CMでもお馴染みの「アエル」や、映画『逢びき』に使われたラフマニノフ作曲「ピアノ協奏曲第2番」など、彼女の魅力がいっぱい。
モダンな感覚と、美しさと、ドラマティック。
色々な要素が響き渡る川井郁子ワールドをお楽しみ下さい。

嵐が丘(通常盤)
嵐が丘(通常盤)
posted with amazlet on 05.12.10
川井郁子 ブルガリアン・シンフォニー・オーケストラ 天野清継 遠山哲朗 朝川朋之 梯郁夫 パブロフ(ディアン) モネーヴァ(ヴァニア) ラフマニノフ ゴールド
ビクターエンタテインメント (2005/12/07)

1.嵐ヶ丘
2.スカーレット・コンフェッション
3.映画「逢びき」~逢びきのテーマ
4.映画「栄光への脱出」~栄光への脱出
5.水百景
6.映画「追憶」~追憶
7.キッス・オブ・ファイヤー
8.映画「ラスト・タンゴ・イン・パリ」~ラスト・タンゴ・イン・パリ
9.エターナリィ
10.映画「刑事」~死ぬほど愛して
11.ジェラシー
12.ひまわり
13.Air(アエル)
14.嵐ヶ丘~ヒースクリフに捧ぐ

2005年12月04日

「ロマンス」奥村愛

癒しのヴァイオリン、奥村愛さんがオーケストラと競演して贈る一枚。
競演はオーケストラ・アンサンブル金沢。
それにしても、奥村さんのヴァイオリンは本当に和みますね。
いわゆる技巧派の演奏家と違って、ひたすらにメロディーを素朴に美しく弾いてくれます。
個性や技術を見せつけることなんてありません。
それが、和みの音色に繋がっているんでしょうね。
このアルバムの曲はそんな彼女にピッタリの美しいメロディーの曲ばかりを集めています。
「ヴォカリーズ」や「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」なんて本当に彼女にピッタリだと思いませんか?

ちなみに、最近私はクラシックもビジュアル系の流れがあるなぁ・・・と思います。
クラシックに馴染みはないけど奥村さんのCDは持ってる。なんて人がいます。
アルバムの写真を見て気になって買ってしまった。なんて事があるみたいですね

ロマンス
ロマンス
posted with amazlet on 05.12.04
奥村愛 本名徹次 オーケストラ・アンサンブル金沢 ブルッフ マスカーニ ラフマニノフ サティ エルガー
ワーナーミュージック・ジャパン (2003/11/12)
売り上げランキング: 33,449

1.サリー・ガーデン (アイルランド民謡)
2.スコットランド幻想曲より (ブルッフ)
3.あげひばり (ヴォーン = ウィリアムズ)
4.カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲 (マスカーニ)
5.ヴォカリーズ (ラフマニノフ)
6.ジムノペディ第1番 (サティ)
7.弦楽セレナードより (エルガー)
8.ロンドンデリーの歌 (アイルランド民謡)



2005年12月01日

「愛の悲しみ」奥村愛

ヴァイオリニストの奥村愛さんの新譜です。
奥村さんのヴァイオリンの音色ってとっても温かいですよね。
ご本人もそんな雰囲気の人ですし(笑)
奥村さんの魅力は「美しいメロディーを本当に美しく歌い上げること」と言われますけど、このCDではその魅力が充分に出ています。
なんと言っても選曲が良く、「タイスの瞑想曲」「月の光」「夢のあとに」から「ロンドンデリー・エア」までどれも奥村さんのヴァイオリンにピッタリなのです。
心安らぐ一枚です。

愛の悲しみ
愛の悲しみ
posted with amazlet on 05.12.01
奥村愛 江口玲 マスネ ドビュッシー ラフマニノフ クライスラー ショパン リスト
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ (2005/11/16)

1.タイスの瞑想曲
2.月の光
3.パガニーニの主題による狂詩曲より 第18変奏
4.愛の悲しみ
5.ノクターン
6.コンソレーション 第3番
7.夢のあとに
8.交響曲第2番 第3楽章のテーマ
9.シチリアーノ
10.亜麻色の髪の乙女
11.ロンドンデリー・エア

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