2006年10月30日

ライア&ソネット/ 村治佳織&ザ・シックスティーン

楽しみにしていたCDが先日届きました。
久しぶりにネットで予約して購入したのですが、発売日当日には届かず(泣
2日後に到着。。。

今回、購入したのは初回限定盤です!スリープケースや村治佳織さんのミニ写真集が付いてきました。
写真集もCDケースの中に入っているため、やや太めのケースになっています。

それにしても、今回のアルバムは、すごく興味を惹かれる企画です。
今回は、村治さんのギターと、名高いコーラスグループ「ザ・シックスティーン」の競演なのです。
ギターとコーラスで「パッヘルベルのカノン」や「だったん人の踊り」などの名曲を奏でる・・・
う〜ん、これは聞かずにはいられません!!

選曲も、ギター単独の曲から、なかなか聴く機会の少ない隠れた名曲まで、たくさん収録されていていますので、決してイージーリスニング風な出来ではなく、クラシック音楽を十分味わえる内容になっていす。
聴けば聴くほど味わいの出るアルバムです。

今回は、このアルバムの中から、私が特に気に入った演奏を2つご紹介します。
まずは、ヴィラ=ロボスの名曲「ブラジル風バッハ第5番〜アリア」。
通常は、ギターとソプラノによる演奏ですが、ソプラノパートを合唱にアレンジして演奏しています。
もともと、悲しい雰囲気の曲ですが、合唱により、ゆっくりとしたテンポで歌われるブラジル風バッハは、「荘厳な哀愁」があり、オリジナルとはまったく違う魅力に溢れています。
この曲での村治さんのギター伴奏も切なさに満ちていて、聞き惚れます。
特に、情熱的な中間部のあとに戻ってくる冒頭の主題の寂しさ、美しさは、コーラスならでは!
このアルバムでしか味わえないものです。このアルバムの中で一番の演奏ではないでしょうか?

次に、良かったのが「だったん人の踊り」です。
ボロディンの名曲として知られていますが、この曲をギターと合唱で聴けます。
有名なメインの旋律だけのアレンジで、終始緩やかに演奏されます。
ここでは、村治さんのギターは爪弾きに終始する感じで、技巧は味わえませんが、合唱を伴奏にポロンポロン♪と弾く「だったん人の踊り」のメロディーは、どこまでも穏やかで、ジ〜ンときます。
夏空に浮かぶ白い雲のような、暖かさ郷愁とが入り混じった演奏ですよ!

パッヘルベルのカノンは、ちょっと期待ハズレでしたが、この2曲だけでも聴く価値ありです。
新たなギターの魅力を発見させてくれる名アルバムだと思います。

♪こちらで試聴もできますので、どうぞ♪

ライア&ソネット
ライア&ソネット
posted with amazlet on 06.10.29
村治佳織&ザ・シックスティーン 村治佳織 ザ・シックスティーン クリストファーズ(ハリー) アンチエータ チルコット タレガ カステルヌオーヴォ=テデスコ ビクトリア
ユニバーサルクラシック (2006/10/25)


1. 母さま、私は恋を抱いて
2. アルハンブラの想い出 (ギター・ソロ)
3. 「ロマンセロ・ヒターノ」ガルシア・ロルカの詩による7つの歌~第4曲:プロセシオン(行列)
4. 2. パソ
5. 3. サエタ
6. おお何と栄光に満ちた王国なのか
7. 5つの前奏曲
8. 第1番 ホ短調 (ギター・ソロ)
9. 第3番 イ短調
10. 第2番 ホ長調 (ギター・ソロ)
11. 第4番 ホ短調
12. 第5番 ニ長調 (ギター・ソロ)
13. あがない主の恵み深き母よ part 1
14. あがない主の恵み深き母よ part 2
15. パッヘルベルのカノン
16. 神は私たちを憐れみ(タリスのカノン)
17. 13のカタルーニャ民謡~第13曲 盗賊の歌 (ギター・ソロ)
18. ブラジル風バッハ第5番~アリア(カンティレーナ)
19. ア・ネグリート・デ・ククルンベ
20. ダッタン人の踊り(歌劇《イーゴリ公》より)
posted by 悠 at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック>ギター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月04日

アランフェス協奏曲/村治佳織

なんか、このブログのギターの項目は村治佳織さんばかりですね・・・
木村大さんとか、魅力的なギタリストは、たくさんいるんですけど〜。
と、言いつつ、今回も村治佳織さんのアルバムです!(笑

このアルバムは、前回ご紹介した川井郁子さんのアルバムといっしょに買ったものです。村治佳織さんのアルバムの中でも、評判が良いので期待して買いました。

ジャケットも良いですね〜。キッリとした村治さんの表情が素敵です。


曲目は、アランフェス協奏曲の他は、そんなに多く聴く機会のない作品が並んでいます。どれも親しみやすい音楽なので、このアルバムをきっかけに聴いてみては??

もちろん、メインはアランフェス協奏曲!
この曲は名曲なので、今まで色々な方の演奏を聴いてきました。私は、ジュリアン・ブリームというギタリストの演奏を長年愛聴してきたのですが、果たして村治さんの演奏は!?と、期待してCDを再生しました。
そして、演奏がはじまると、すぐに「お!」っと思いましたね。

第一楽章のギターの出だしを聴けばすぐにわかるのですが、とっても軽やかで、生き生きとした演奏がそこにあります。明かに、他の演奏とは違う、村治さんならではの弾むような、とっても心地よいギターの響きです。この演奏を聴けば、誰でも「村治佳織はただ者ではないな!」と、感じるでしょう。私も、改めて彼女の才能に感心しました。

とても新しいというか、フレッシュな演奏です。
こういうアランフェス協奏曲は、はじめて聴きました。(けっこう、お堅い演奏ばかり聴いていましたので・・・)

ただ、全体通して、とても軽快な演奏なので、いくぶん第二楽章の悲しげ感は薄れてしまっている気もします。でも、その分、第一楽章、第三楽章は素晴らしい。

私もそうなのですが、アランフェス協奏曲というと、とかく第二楽章ばかり聴く機会が多いので、是非、このアルバムで全楽章を通して、堪能してみてはいかかがでしょうか?


さてさて、話は変わりますが、今月の半ばに村治さんがとても興味深いCDを発売いたします!ザ・シックスティーンという、合唱団との共演でクラシックの名曲を演奏したもの。
こちらの公式サイトから試聴できます⇒
http://www.universal-music.co.jp/classics/kaori_muraji/discography.html

いくつか試聴してみたのですが、GOODです!
優雅さと素朴さが合わさった感じで、あたらしい音楽世界がありますね。
コーラス&ギターによって、スローテンポで演奏される「ブラジル風バッハ」や「だったん人の踊り」なんかは、早くフルヴァージョンで聴いてみたいです。

今から楽しみなアルバムです。

アランフェス協奏曲
アランフェス協奏曲
posted with amazlet on 06.10.01
山下一史 村治佳織 新日本フィルハーモニー交響楽団 ロドリーゴ アーノルド カステルヌオーヴォ=テデスコ
ビクターエンタテインメント (2000/03/23)
売り上げランキング: 27,996


1. アランフェス協奏曲(ロドリーゴ)
2. ギターと弦楽のためのセレナード(アーノルド)
3. ギター協奏曲第1番ニ長調op.99(カステルヌオーヴォ=テデスコ)
4. タンゴ・アン・スカイ(ディアンス)
posted by 悠 at 16:17| Comment(2) | TrackBack(0) | クラシック>ギター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月01日

カヴァティーナ/村治佳織

話題のギタリスト村治佳織さんのアルバムです。
私はタイトルを見て、思わず購入しました。と、いうのも、この「カヴァティーナ」という曲が大好きだからです。この曲は、クラシックのギター作品集にもよく収録されている名曲なのですが、もともとは映画「ディア・ハンター」のために書かれた音楽なんですね。
「カヴァティーナ」の甘く切ないメロディーは映画の枠を超えて、広く愛されている素晴らしい音楽だと思います。特に、村治佳織さんの優しい演奏で聴くと、心癒されます。

そういえば、ギターの名曲「禁じられた遊び」も映画のためにギターアレンジされて有名になりました。ギターと映画はとても縁が深いような気がします。

村治佳織さんのアルバム「カヴァティーナ」には、この曲の他にも映画「サウンド・オブ・ミュ-ジック」の♪マイ・フェイバリット・シングス♪。映画「バグダット・カフェ」の♪コーリング・ユー♪など、ギターの音色が一段と光る映画音楽や、プホールやブローウェルのいかにもギター音楽!といった名品が収録され、聴いていて飽きることはありません。

この頃の村治さんの演奏は、とても初々しく今とはまた違った魅力が詰まっています。選曲も楽しく午後のティータイム合いそうな、癒されつつも、楽しめる作品です。是非、聴いてみてください。

ちなみに、「カヴァティーナ」というと、もう1つ忘れられない演奏があります。渡辺香津美さんのギターによる演奏なのですが、これは泣けます。
以前紹介した「FURUSATO〜故郷〜」というアルバムにも収録されています。FURUSATOの公式サイトで試聴もできますので是非聴いてみてください。

カヴァティーナ [XRCD]
カヴァティーナ [XRCD]
posted with amazlet on 06.07.01
村治佳織 ヨーク バリオス サグレーラス ラウロ プホール マイヤーズ
ビクターエンタテインメント (1999/09/22)
売り上げランキング: 5,151


1.サンバースト(ヨーク)
2.森に夢みる(バリオス)
3.はちすずめ(サグレーラス)
4.ベネズエラ風ワルツ第3番(ラウロ/ディアス編)
5.あるタンゴ弾きへの哀歌(プホール)
6.映画「ディア・ハンター」~カヴァティーナ(マイヤーズ/ウィリアムス編)
7.ベネズエラ風ワルツ第2番(ラウロ/ディアス編)
8.黒いデカメロン(ブローウェル)
9.ララバイ(ヨーク)
10.映画「サウンド・オブ・ミュージック」~マイ・フェイヴァリット・シングス(ロジャース/スターク,佐藤弘和編)
11.映画「バグダッド・カフェ」~コーリング・ユー(テルソン/スターク,佐藤弘和編)
posted by 悠 at 16:14| Comment(1) | TrackBack(1) | クラシック>ギター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月21日

「リュミエール」村治佳織

最近、よく「クラシックブーム」という言葉を聞きます。
演奏会に行ってみても、昔に比べるとずいぶん若い方(学生さんとか)が聴きに来ています。
「のだめカンタービレ」というクラシック音楽をテーマにしたマンガがヒットした影響みたいですね。
いままでクラシックとは縁がなかったような人達がマンガを読んで「聴いてみよう!」と思うみたいです。
逆にいえば、読んだらクラシックを聴きたくなるくらいマンガの内容が素晴らしいのですよ。演奏の描写とか、すごく詳細です。

さてさて、もう一つクラシックがブームになった要因を考えると、クラシック界でもビジュア系!?な演奏家が増えた事が上げられるのではないでしょうか?
大相撲界でも、角界のベッカム琴欧州の登場でお客さんの入りが増えてますよね。
今回紹介する村治佳織さんにしても、ヴァイオリンの項目で紹介した奥村愛さんや高嶋ちさ子さんにしても、とっても魅力的な方が多くなってきています。
↓極めつけとしてマキシムなんてピアニストもいます。↓
ニュー・ワールド
話が脱線してますが、村治佳織さんの「リュミエール」。
村治さんはギタリストですので、もちろん全曲ギターによる演奏です。
曲目をみると元々ギターのために作曲された曲はほとんど入っていなくて、どういう雰囲気に仕上がっているかは聴いてのお楽しみです!
本アルバムは落ち着いた、心の休まる音楽がいっぱいです。
特に、ギターで演奏される「ジムノ・ぺディ」は素敵ですよ!癒されます。

リュミエール
リュミエール
posted with amazlet on 06.01.21
村治佳織 サティ ドビュッシー ラヴェル ディアンス
ユニバーサルクラシック (2005/10/26)
売り上げランキング: 836


1.ジムノペディ第1番(サティ)
2.ジムノペディ第3番(サティ)
3.亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
4.亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
5.サウダージ第3番(ディアンス)
6.2つの舟歌(クレンジャンス)
7.「ドリー」組曲~子守歌/優しさ(フォーレ)
8.ギターのための幻想曲(ブレヴィル)
9.グノシェンヌ第1番(サティ)
10.水色スカラー(吉松隆)
11.「ベルガマスク」組曲~月の光(ドビュッシー)
12.夏は知っている(ルグラン)
posted by 悠 at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック>ギター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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