2007年04月30日

チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番

春から初夏にかけて、いつも聴きたくなる名作です。
第1番というからには、第2番もあるのですが、そちらはほとんど聴く機会がありません。
圧倒的に第1番が有名です。

そしてこの曲をここまでポピュラーにしてるのは何と言っても冒頭の名旋律です!まず、聴いた事のない人はいないのではないでしょうか?
金管による豪快なイントロのあとに出てくるピアノ&ストリングスの雄大な旋律は、圧巻の他ありません。何度聴いても胸が熱くなります。

このように、素晴らしい名作ではありますが、少し残念な点もあります。もったいない事に、この名旋律が聞けるのは冒頭だけなんです。第一楽章だけでも20分あるのですが、感動的な冒頭の序奏部が終わると、かなりイメージの異なる主部に入って行きまして、あとはずっと冒頭が再現されることもなく音楽が続いていきます。
初めて全曲聴いた時に、がっかりしたのを覚えています。

あくまで、冒頭の旋律は「序奏」であって、その後に出てくるほの暗くリズミカルなピアノの旋律が第1主題になるので、しょうがないと言えばしょうがないのですが、できれば冒頭の旋律の方を主題にしてほしかったかなぁ。。。

しかし、何度も聴くと、冒頭以降の音楽、続く第二楽章、第三楽章も充分美しく、チャイコ節満載の名作ですね。序奏部のインパクトに隠れがちですが、後に出てくるクラリネットの第2主題もロマンに満ちた名旋律です。第二楽章でもチャイコフスキーお得意の甘美なメロディーが健在で、第三楽章で聴ける色彩的で夢見心地なオーケストレーションも見事です!

ところで、チャイコフスキーの音楽は、あま〜いメロディーを前面に出した作風のため、ちょっと軽く見られがちですが、音楽としてはかなり独創的です。
メロディーも何気なく半音階を多用しており、オーケストレーションも弦楽器を3オクターブフルに使ってメロディーを演奏させたりと、独特なテクニックが多い作曲家なんですね。さらには無調音楽的な要素を所々に取り入れたりもしています。当時のクラシック音楽にしては、相当斬新な事をやっている作曲家なんですよ。

チャイコフスキー:P協奏曲第1
アルゲリッチ(マルタ) バイエルン放送交響楽団 チャイコフスキー コンドラシン(キリル)
ユニバーサルクラシック (1993/10/16)
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posted by 悠 at 15:02| Comment(2) | TrackBack(1) | クラシック>ピアノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も大好きな曲です。
ピアノ協奏曲では、ラフマニノフの2番やベートーベンの皇帝と並んで人気のある曲ですね。
おっしゃるように、1楽章の冒頭が印象的です。
弦のメロディーを独奏楽器であるピアノの和音で伴奏するという、普通は考え付かないような形でで始まりますね。
Posted by coollife at 2007年04月30日 15:48
こんばんは♪

たしかに、いきなりピアノが弦の伴奏から始まるというのも斬新ですよね。
そういえば、冒頭部分は昔コマーシャルなんかで盛んに使われてました。
色々な場面で聴く機会が多い曲ですね。
ちなみに、私の目覚まし時計の音も、この曲です(笑
Posted by 悠 at 2007年04月30日 23:42
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