2007年04月02日

Piano StoriesII /久石譲

久石さんの人気シリーズ「ピアノ・ストーリーズ」から第2作目。
タイトルが「ピアノ・ストーリーズ」なので久石さんのピアノ・ソロアルバムと思ってしまいますが、実際はピアノだけではなくて、ストリングスとの共演になります。

ストリングスの他にもギターやオーボエ、フルート等をほどよく交えた感じで、久石さんの音楽を聴く上では、一番心地よいサイズの編成ではないでしょか。曲目も「隠れた名曲」的な作品のオンパレードで、聞けば「ああ、知ってる」という作品が多いですね。
とにかく、このアルバムに関してはメロディー!の宝庫です。
最近の久石さんの曲は、幾分理屈っぽくなってしまって、キャッチーなメロディーも影を潜めつつある感じですが、このアルバムが発売された頃(96年)は、メロディーとアレンジのバランスが良く、私の心にヒットする作品が多いんです。

久石さんは、昔からメロディーメーカーとして有名ですが、このアルバムは、その最高傑作ではないでしょか。こういうメロディーがなんで思い浮かぶんだろう??と、不思議です。
3曲目の「エイジアン・ドリーム・ソング」なんて、一回で覚えられるほどの分かりやすい旋律でありながら、何度聞いても深い感動を与えてくれます。

また、久石さんはメロディーの美しさを際立たせるのも得意ですね。
2曲目の「サンデイ」は、ピアノのメロディーをアルペジオ風にして演奏しています。これが凄く好きです。水辺の細波のような、ゆらぎのような効果があります。ただ、メロディーだけを弾いたら、こんなに素敵な曲にはならなかったでしょう。

もう1つ、裏メロ(主となるメロディーの裏で流れてる別のメロディ)も久石さんは天下一品です。なんの違和感もない裏メロをここまで書けて、その効果を充分に発揮できるアレンジができるってのは、プロの作曲家でも難しい技だと思います。これ、プロでも下手な人は下手ですからね(笑

これが久石さん上手いんですよ。有名どころでは「ラピュタ」のテーマなんか裏メロが大活躍ですね。
久石さん独特の濃厚なムードは、メローディーだけではくて、その影でやってる色々な技法にもあるんですね。

Piano StoriesII
Piano StoriesII
posted with amazlet on 07.04.02
久石譲
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posted by 悠 at 16:49| Comment(2) | TrackBack(0) | クラシック>ピアノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久石さんのアルバムは外れが無いですね。
この方の感性は、和魂洋才というか、日本人の心を西洋の技法で巧みに演出してくれますね。
こころにくいです。
このアルバムも聞いてみたいです。
Posted by coollife at 2007年04月07日 23:12
こんばんは。
「和魂洋才」。その通りですね!
確かに、久石さんの音楽はクラシック的というか、重厚なアレンジでありながら、すごく和の心に満ちています。
このアルバムにある「エイジアン・ドリーム・ソング」なんかは、まさに”和魂洋才”の極めつけ!な感じでオススメです!

追伸。同じコメントひとつ消しておきましたよ〜(^−^)
Posted by 悠 at 2007年04月08日 00:06
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