2007年03月10日

フランク交響曲ニ短調

いきなりですが、この交響曲はデュトワ指揮、モントリオール交響楽団の演奏が実に素晴らしいです。澄みきった色彩で、なんとも美しいです。全楽章通してすべての楽器が鮮明に聞こえますし、さらりとした節回しの中に、上品さ一杯です。デュトワの良さが凝縮されたような演奏ではないでしょか。

いっしょに収録されているダンディ作曲「フランス山人の歌による交響曲」の演奏もフランク以上の出来!デュトワのアルバムの中でも5本の指に入るくらい好きなCDです。

私は、このシャルル・デュトワさんが大好きなんですよ。
N響の常任指揮者に就任したこともあり、テレビなんかで指揮姿を見る機会も多いです。どことなく親しみやすい顔で(刑事コロンボに似てるような気がします)、指揮姿もなかなか流暢なんですね。あの独特の流れるような指揮棒さばきが大好きです(笑
大の日本好きらしく、昔ある番組に袴姿で出演していたのを思い出します。

デュトワはことさらフランス音楽を振らせると上手く、その洗練された音色はちょっと、他の指揮者からは聴くことができません。
日本の伝統に「わび、さび」といった独特の感情がありますが、デュトワの指揮するフランス音楽にも、「わび、さび」が感じられるように私は思います。洗練された美しさの中に、なんとも言えない果敢無さが感じられます。


フランクの交響曲ですが、ヴァイオリン・ソナタと並んで彼の代表作です。しかしながら、交響曲というには少し深みに欠ける点があり、飽きがきやすい気がします。
ただ、メロディー自体は非常に美しく、第2楽章の主題なんかも1度聴いたら忘れられません。
こういう曲は、演奏によって生きも死にもします。

その点、デュトワは上手いですね。
徹底的に洗練され垢抜けた響きを出しており、深みが欠けてることが、むしろ長所として生きるような演奏をしてます。これなら飽きもきませんし、何度でも聴いてみたくなります。
発売以来ずっと愛聴しているアルバムです。


フランク:交響曲
フランク:交響曲
posted with amazlet on 07.03.10
モントリオール交響楽団 ティボーデ(ジャン=イヴ) フランク デュトワ(シャルル) ダンディ
ユニバーサルクラシック (1994/04/22)
売り上げランキング: 11470
この記事へのコメント
いい曲ですが、確かに飽きがくる恐れがある曲ですね。
たまに聴くと新鮮で感動しますけど。
バイオリンソナタの方はそんなことないのに不思議です。
Posted by coollife at 2007年03月11日 20:31
coollifeさんへ

バイオリン・ソナタは飽きませんね。
フランクは、どちらかと言うと短い曲のほうが得意なんですかね?
交響曲は長い分、単調に聞こえてしまいます。。。
Posted by 悠 at 2007年03月11日 23:42
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。