2007年03月05日

べートーヴェン交響曲第7番

この曲、今人気ですね。
話題のドラマに使用されて、かなり注目されました。

私にとっても思いで深い1曲で、CDで初めて買ったベートーヴェンの交響曲が第7番です。ベートーヴェンの交響曲の中では一番好きで、今では、様々な指揮者の演奏で6枚ほどCDを持っています。

色々な本を読んでみると、この曲は初演当時から評判の良い曲だったようですね。初演は大成功、ワーグナーは「舞踏の聖化」と絶賛。ベートーヴェン自身、「我が最高作品の1つ」と評しちゃってます。

でも、音楽的にはすごい個性的で、それぞれの楽章で、ひたすら単一のリズムが繰り返されます。
分かりやすいのは、第二楽章で、冒頭の「ターンタタタンタン」というリズムが、楽器を変えつつも最後まで続きます。ラヴェルのボレロまでは行かなくても、このリズムの繰り返しが、聞き手に妙な高揚感を与えるのは間違いありません。
ワーグナーが「舞踏の聖化」と呼んだのも納得です。

演奏ですが、指揮者によって、かなりテンポが異なります。特に第二楽章のテンポは十人十色。私にとって、この楽章をどう演奏するかが、第7を聴く楽しみになっています。
楽しい旋律が多い第7の中で、第二楽章だけは深い祈りと哀しみに満ちていています。とても惹き込まれる楽章で、ポピュラー音楽にもアレンジされたりしていますね。

この楽章のテンポ表示は「アレグレット(やや快速に)」となっているので、本来早い曲です。歩くテンポの「アンダンテ」がメトロノーム66〜70なのに対し、「アレグレット」は104〜112ですから、本来は早いんですよね。

私の持ってる、カラヤンの演奏はアレグレットで演奏していて、演奏時間は7分ちょっとです。対して、この曲の永遠の名盤とされるフルトヴェングラーの演奏時間は10分超えと、非常に遅いテンポです。指揮者によっては、もっと遅く「レント」のテンポにまでなる場合もあります。
ここまで、作曲者のテンポ指定が無視される曲も珍しいのではないかと思ったりしてます。

オススメの演奏は、プレヴィン指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団!
予想外に良い演奏でした(買ったときはあんまり期待してなかったんです)。今ではフルトヴェングラー盤より、こちらを愛聴しています。堅苦しくなく、何度聴いても楽しめます。
(フルトヴェングラーは1回でお腹いっぱいになってしまいます。)
第二楽章は、遅いテンポですが、あまり暗くならず、ファンタジックな感じすらします。
プレヴィンは、元々映画音楽や、ジャズ・ピアニストをしていたこともあってか、ドイツ的な演奏とは異なる、とてもムード満点な演奏を聴かせてくれます。それが、この第7と上手くマッチしてるんでしょうね。曲の性格と相性が良いんです。こういう演奏で聴くと、リズムの繰り返しも生きてくる気がします。


ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」・第7番@プレヴィン/RPO
この記事へのコメント
リズムというものの音楽性を徹底的に追求するとこんな交響曲になった、という感じでしょうか?
私もこの曲は大好きです。
ベートーベンの交響曲の中でいちばん好きかもしれません。
私はベルナルトハイティンクやカーロスクライバーの演奏も好きです。
若々しさと言うか、リズム感がそれぞれ個性があって、これが一番だというのが難しいですね。
Posted by coollife at 2007年03月05日 22:14
coollifeさんへ

指揮者の個性が良く出る交響曲ですね。
リズムが繰り返されるとはいえ、それで、しっかり交響曲を作ってしまうあたりがベートーヴェンの凄さだと思います。
Posted by 悠 at 2007年03月06日 12:41
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