2006年09月27日

インスティンクト/川井 郁子

このアルバム良いです!感動しました!

2002年発売の、ヴァイオリニスト川井郁子さんの、クラシカル・クロスオーバーアルバムです。今になって、聴いてみたくなりまして購入したのですが、いやー良いですね。

とかく、クロスオーバーアルバムというと、最初は物珍しい!?事もあって、新鮮に響くのですが、何枚もアルバムを聴いてしまうと、新鮮さが薄まり、なんか、物足りなさが感じられる事があります。

でも、このアルバムは違います。
なんと言っても、川井郁子さんのヴァイオリンがめちゃくちゃ上手いんですよ。心のちょっとした感情を、表情豊かにヴァイオリンの音色で表現できて、絶対に単調にならないんです。

クロスオーバー作品は、ややもすると美しい音色や、わかり易さを求めすぎて、クラシックファンには物足りない演奏になりかねないのですが、彼女の演奏は本格的で、表情豊か!聴けば聴くほど味が出てきます。
じっくりと鑑賞できる、クオルティーの高いアルバムなんですね。

アルバムの構成もおもしろくて、川井郁子さんの作曲したオリジナル曲と、クラシックの名曲のクロスオーバーなアレンジものが中心になっています。
クラシックからは「アルビノーニのアダージョ」「ヘンデルのラルゴ」「スカボロ・フェア&グリーンスリーブス」という、癒し系を代表するような楽曲が並んでいるのですが、いずれも、意表を突いたリズミカルなアレンジになっていて、とても新鮮に響きます。こういうフラメンコ風のアルビノーニもなかなかです。

しかしながら、これらクラシックの名曲よりも、川井郁子さんのオリジナル曲の方が感動します。とにかく、彼女の作る音楽の美しさ!そして、その演奏の美しさ!聴いていて、ため息がでました。とくに、4曲目の「マホラ」という楽曲は、甘美の極みです。曲が終わっても、次の曲へ行かず、リピートしまくってしまいました。


10曲目の日本の名曲「宵待草」も、お気に入りです。
メロディーだけを感情たっぷりに歌い上げて、ここまで感動させるってのは、並の演奏家には、なかなかできないですよ。

ラストの「ゼア・マスト・ビー・アン・エンジェル 」は、東儀秀樹さんとの共演で、アルバムを締めくくるのにふさわしい、晴れやかな楽曲に仕上がっています。

構成も良いので、最初から最後まで、じっくりと聴きたいアルバムです。

インスティンクト

1. インスティンクト(たけし,北野,そしてビート)
2. ヴォイス・オブ・ザ・ウェイブス
3. アダージョ~パッション(アルビノーニ/川井郁子編)
4. マホラ
5. サンクトゥス:ラルゴ(ヘンデル)~主よ人の望みの喜びよ(バッハ)
6. パッション・イン・ブルー
7. ラスト・タンゴ・イン・パリ(バルビエリ)
8. 哀しいワルツ
9. グリーン・ノスタルジア:スカボロー・フェア~グリーン・スリーブス
10. 宵待草(多忠亮/川井郁子編)
11. ゼア・マスト・ビー・アン・エンジェル
この記事へのコメント
川井郁子さんのアルバムは「嵐が丘」だけつたやで借りて録音を持っているんですが,とても素敵ですね.
最近は川井さん初め弦楽器の女性アーティストに超素敵な人が増えてきたような気がします.
タイトルのアルバムも是非聞いてみたいです.
そうそう,勝手ながら私のブックマークに登録させていただきました.
もし,表現等不都合がありましたらお知らせ下さい.
Posted by coollife at 2006年09月29日 16:26
こんにちは!
ブックマークしていただき、ありがとうございます!全然不都合はございません。
このブログにも、ブックマークを設ましたら、是非coollifeさんのブログをご登録させてくださいませ。

このCDは、ジャケットの写真が少し地味ですが、かなり斬新な内容ですよ。女性版、葉加瀬太郎みたいな仕上がりになっています。
Posted by 悠 at 2006年09月29日 19:42
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