2006年07月05日

レクイエム/デュリュフレ

20世紀の作曲家デュリュフレの作品です。
よく、デュリュフレの「レクイエム」は、フォーレの「レクイエム」と比較されることがありますが、それはデュリュフレの「レクイエム」がフォーレの「レクイエム」をモデルにして作曲されているためです。この2つのレクエムは構成もよく似ていているのですが、特にソプラノ独唱による「ピエ・イエス」の美しさはフォーレもデュリュフレも甲乙付け難い名品です。(ボーイソプラノで歌われることも多いです)

もちろん、デュリュフレのレクイエムは、フォーレの盗作ではなく、しっかりとしたオリジナリティーがあります。なんといっても、作曲されたのが1947年なので現代人の心に通じる憂愁があり、フォーレの美しさとは違う魅力が随所にあるんですね。
フォーレが夜空の星を思わせる美しさだとしたら、デュリュフレは街の夜景を思わせるような美しさといった感じでしょうか?
癒しの感覚からいえば、デュリュフレは、ヒーリング音楽の火付け役になった「グレゴリオ聖歌」のニュアンスをたくさん取り入れていて、ヒーリング効果が極めて高い癒しの音楽になっています。

演奏は、美しさだけで選べば間違いなくグラーデン指揮、聖ヤコブ室内合唱団の演奏が最高です。一切少年合唱を使っていないのに、少年合唱やボーイ・ソプラノ以上の純真な美しさを聴かせてくれます。伴奏はオルガンだけなのですが、(ピエ・イエスにはチェロも加わります)荘厳なオルガンの響きと天国的な合唱の溶け合いが圧巻です。もう、これは別世界の演奏です!

このCDには「レクイエム」以外にも2曲収録されているのですが、いずれもヒーリング効果満点ですよ。

デュリュフレ:レクイエム/グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット/ミサ曲「クム・ユピロ」 グラーデン/聖ヤコブ室内cho. ヴァイェル(og)マッティ(Br)ホフマン(Ms)ラヴォタ(vc)
デュリュフレ ゲイリー・グラーデン 聖ヤコブ室内cho. マティアス・ヴァイェル ペーテル・マッティ パウラ・ホフマン エレメール・ラヴォタ
キングレコード (1995/01/21)


1.レクイエムop.9(合唱とオルガン,チェロ独奏版)
2.グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテットop.10
3.ミサ曲「クム・ユビロ」op.11
posted by 悠 at 18:47| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック>声楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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