2006年06月14日

マーラー/アダージェット

マーラーの交響曲第5番の第4楽章に当たる曲です。単独でCDに収録されたり、演奏されることも多く、マーラーの全作品の中でも多くの人に広く知られている名品です。この音楽を一躍有名にしたのが、映画「ヴェニスに死す」。
この映画でアダージェットが大変印象的な使われ方をされ、以後いろいろなドラマのBGMとしてアダージェットが使用される事が多くなりました。
音楽はハープとストリングスだけで演奏され、いつ果てるともない美しい調べが続いていきます。この音楽に癒されない人がいるでしょうか??

マーラーは大変「死」というものを恐れた人で、それは病的なほどだったそうです。
この交響曲第5番も、第1楽章は地獄のような葬送行進曲からはじまり、嵐のような音楽が続いていきます。「死」の音楽であり、聴いていて怖くなるほどです。
その後音楽は、時に叫び、時に空騒ぎをしつつ暗雲立ち込める嵐の中を進んでいくのですが、突然嵐が晴れ、青い空が静かに広がり、このアダージェットがしみじみと流れてくるのです。それは、死と闘うマーラーの生と愛への賛歌なのかもしれません。

単独で聴いても感動的ですが、前の3楽章を聴いてから始まるアダージェットの美しさは言葉では言い表せないものがあります。

アダージェットだけ取れば、カラヤンの演奏が美しさの極みですが、全曲版の決定盤は、おそらく多くの人がバーンスタイン&ウィーンフィルを挙げるとおもいます。マーラーの交響曲というと、難しい〜と感じる方も多いようですが、こういう名演奏で聴くと、迫力や音楽自体の訴えに圧倒されてしまい、難しいと思う間もなく全曲聴いてしまいます。

アダージェットしか聴いたことのない方は、是非全曲通しても聴いてみてください♪

マーラー:交響曲第5番
マーラー:交響曲第5番
posted with amazlet on 06.06.14
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 マーラー バーンスタイン
ユニバーサルクラシック (1992/10/01)
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こちらで試聴できます
この記事へのコメント
こんばんは〜!
今日、久し振りに音楽レビューの記事をエントリーしました。
フランクを検索をしてみましたが、関連記事がみつからなかったので、こちらへトラックバックします。
追伸:
マーラーのアダージェットは、最高ですよね。
以前、交響曲ではなくこのアダージェット(水戸室内管弦楽団)の記事を投稿したことがあります。
Posted by yuhoto at 2006年09月01日 23:28
こんにちは!
コメント&トラックバックありがとうございます。

アダージェットは何回聴いても飽きることがありません。
聴くたびに感動できる素晴らしい曲だと思います。

Posted by 悠 at 2006年09月02日 14:50
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