2006年05月18日

アダージョ・モーツァルト

今年はモーツァルト生誕250年!ということで、様々なCDが発売されているようです。没後200年の時ほどは騒がれていませんが、それでもたくさんのCDが発売され、記念コンサートが開催されています。いかに、モーツァルトが多くの人に愛されているのか実感します。

モーツァルトの音楽の魅力については、評論家の宇野功芳さんの本に、このように書かれていました。
「明るくふるまい、ほほえみながら目には涙が光っている。これがモーツァルトの音楽なのだ」
私も、そう思います。モーツァルトの音楽は、ただ明るい、軽い音楽として聴いてしまっては本当の魅力はなくなってしまいます。明るい中にある、悲しみの揺らぎのようなニュアンスを感じ取れればもっともっとモーツァルトの音楽は素晴らしく、感動的に聞こえるのではないでしょうか?

今回紹介するCDはモーツァルトの数ある音楽の中から、スローテンポの癒しの楽章を集めたCDです。以前、同じタイトルで全曲カラヤンが指揮しているCDがありましたが、今回は様々な著名アーティストによる豪華なオムニバスとなっていますので、より楽しめると思います。カール・ベームによる超名演奏「レクィエム 〜涙の日」やレーゲンスブルク大聖堂聖歌隊の美しい「アヴェ・ヴェルム・コルプス」等、とてもお得な内容ですね。

ちなみに、このアルバムにも収録さていますが、ゼルキンとアバドによるモーツァルトのピアノ協奏曲は、明るさより悲しみを前面に出した演奏になっています。モーツァルト特有の「明るさの中に潜む悲しみ」といった、ニュアンスをとても感じとりやすいアルバムになっているので、こちらもオススメです。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番・同第27番

アダージョ・モーツァルト
オムニバス(クラシック) ベーム(カール) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 モーツァルト ミケランジェリ(アルトゥーロ・ベネデッティ) ガーベン(コード) 北ドイツ放送交響楽団 カラヤン(ヘルベルト・フォン) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 レヴァイン(ジェイムズ)
ユニバーサルクラシック (2006/05/10)


1.セレナード第13番ト長調 K.525 《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》~第2楽章
2.ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466~第2楽章
3.ディヴェルティメント第1番ニ長調 K.136(125a)~第2楽章
4.レクィエム K.626~涙の日
5.交響曲第34番ハ長調 K.338~第2楽章
6.ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488~第2楽章
7.アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
8.フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299~第2楽章
9.ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 K.545~第2楽章
10.弦楽四重奏曲第19番ハ長調 K.465《不協和音》~第2楽章
11.ディヴェルティメント第11番ニ長調 K.251~第2楽章
12.ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲変ロ長調 K.424~第2楽章
この記事へのコメント
モーツアルトはどの曲も第2楽章は本当に癒し系の音楽ですね.このCDの曲はどれも素敵だと思います.
この他ですと,私は弦楽四重奏の15番二短調の第3楽章の中間部が大好きなんですよ.
第2楽章ではないし,癒しとは少し違うかも知れませんが,モーツアルトの天才をじかに感じられる天国的な神々しさだと思うんですよ.
ベートーベンやブラームスも天才ですが,この第3楽章中間部のような曲は他の誰にも作れないだろうと思います.
Posted by coollife at 2006年05月24日 13:34
coollifeさんへ

こんにちは。コメントありがとうございます。
弦楽四重奏曲もそうですが、モーツァルトは魅力的な中間部を持つ曲がたくさんありますよね。私はセレナード(アイネ・クライネ...)の第3楽章の中間部がとてもお気に入りです!

モーツァルトに限っては、スローな曲だけでなく、早いテンポの曲であっても、美しさを損なわないところがすごいと思います。
Posted by 悠 at 2006年05月24日 19:22
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