2006年05月08日

「レクイエム」フォーレ

レクイエムとは、"死者のためのミサ曲"という意味です。
そして、数あるレクイエムの中でも、最も美しいのが、このフォーレのレクイエムではないでしょうか?
モーツァルトや、ヴェルディのレクイエムも名曲ですが、非常に暗く、時に荒々しい楽曲もあり、天国というより地獄を思わせるような感じがします。(レクイエムはテーマとして、死や最後の審判への恐怖を描いているので仕方ないですけどね)

そんな中で、ひたすらに美しく癒されるのがフォーレのレクイエムです。この曲は、まさに天国的であり、これなら死者も安らかに眠れるでしょう。
レクイエムというジャンルに限らず、あらゆる宗教音楽の中でも、この曲の無垢な美しさは一際輝くものがあります。ノーブルで叙情的な音楽を得意とするフォーレの良さが集約された名曲といったところでしょうか。

演奏は、コルボ指揮のベルン交響楽団が定番です。
フォーレのレクイエムの名盤というと、必ず上位に入ってくる演奏で、この曲が持つ天国的で純粋な雰囲気を最も生かした演奏と言えるのではないでしょうか。ちょっと素朴過ぎる気もしないではないですが、むしろ、それが祈りに満ちた素晴らしい効果を生んでいるのだと思います。4曲目の「ピエ・イエス」はボーイ・ソプラノによる演奏です。
フォーレ:レクイエム
フォーレ:レクイエム
posted with amazlet on 06.05.08
コルボ(ミシェル) フォーレ ベルン交響楽団 クレマン(アラン) フッテンロッハー(フィリップ) サン=ピエール=オ=リアン・ドゥ・ビュール聖歌隊
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さて、このコルボ盤を第1にオススメするとして、私はジュリーニ盤もオススメしたいのです。こちらは、コルボ盤とは正反対な演奏で、暗く重々しい演奏となっています。レクイエムは重くなくちゃ!という方にはこちらの方が感動的ではないかと思います。同じ曲なのに、こんなに雰囲気が変わるんだなぁ。と驚きました。
コルボ盤とはまったく違うタイプの名演奏で、私はその日の気分で聞き分けたりしています。
特筆すべきは、ジュリーニ盤のピエ・イエスをキャスリーン・バトルが歌っている事ですね。これが最高なんです!
キャスリーン・バトルのソプラノはキンキン響かないというか、いわゆるオペラの高らかと歌うソプラノではないのです。とても控えめというか、まったく耳障りにならない歌い方なんですよ。だから、こういう聖なる音楽には最高なんですね。
フォーレ:レクイエム
フォーレ:レクイエム
posted with amazlet on 06.05.08
ジュリーニ(カルロ・マリア) バトル(キャスリーン) シュミット(アンドレアス) フィルハーモニア合唱団 ノイマン(ホルスト) ファレル(ティモシー) フィルハーモニア管弦楽団 フォーレ
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posted by 悠 at 19:24| Comment(2) | TrackBack(0) | クラシック>声楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も,レクイエムの中ではフォーレが一番好きです.
フォーレといえばやはり「夢のあとに」が有名ですが,レクイエムのような宗教曲でも,「夢のあとに」のロマンティックさがあふれている点が特徴でもあり,魅力ですね.
Posted by coollife at 2006年05月09日 22:52
こんばんは。
フォーレの音楽はいいですよね。
「夢のあとに」も大好きで、よく聴いてます!
フォーレならではのロマンティックで上品な感じが、このレクイエムにも流れていますよね。
Posted by 悠 at 2006年05月10日 19:34
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